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子供が学校に通わない、ゲームを一日している、寝てばっかりいる、暴力をふるう、部屋から一歩も出ない、未来を考えない……。親としては、とくに一緒に家にいることが多い母親としてはたまったものではないと聞く。子供の将来を悲観し、それでも親としての責任感と愛情から、悩んでいる子供以上にもしかしたら苦しんでいるのかもしれない。毎日心が安まる時がなく、取材した親御さんの多くが、何らかの神経症の症状を訴えていた。そこで二重の苦しみに襲われることになる。

最初は何とか学校に行かせようと努力する。それが駄目なら、スクールカウンセラーや専門家に相談にのってもらう。学校の代替としてフリースクールに通わせたり、合宿に参加させたり、なかには海外の学校に行かせる。神経症的な症状を子供が持っているときは、精神科、肉体的な症状と併発していたら、心療内科など医者に相談する。あらゆるものに手を出しても、子供が立ち直らないとき、宗教や非科学的なもの、あやしげなものにまで手を広げる。ほんとうに涙ぐましい努力である。ここまで子供のために頑張れる親の姿に大変心を打たれたものだが、一方でそれでも解決できないこの問題の深さを思い知ることにもなった。

あくまで一般論だが、男親と女親で、客観性を持っているのはどちらかといえば男親だろう。女性は直感的・感覚的、男性は論理的、客観的思考が強いといわれるが、母親として、すこし引いて問題を見ている夫が許せないケースが多い。しかも男親は仕事に一日行っていて、子供と向き合うことが少ない。子供の教育もすべて母親・妻任せにしている。このギャップが、以前からの夫婦間の仲の悪さは別として、夫婦間のいざこざを大きくしてしまう。その険悪な雰囲気を子供は敏感に病的なまで察知してしまい、ますます心に抑圧をかけてしまう。もう一度言うが、あくまで一般論であり、夫婦の立場が逆転しているケースももちろんあった。